院内出向

当科では内科、外科、整形外科等で後期研修、また専門医取得後の急性期加療に従事する目的で受け入れをしております。

内科後期研修医プログラム

(総合内科)

秋山貴志先生




①キャリアビジョン

僕が目指す医師とはやはり目の前で人が倒れた時に適切な対応ができる医師です。飛行機に乗ってて医者いませんか?って呼ばれて知らんぷり、そんな医師にだけにはなりたくないです。また、その時求められるものは救急の知識はもちろん内科的な目線も重要だと思っています。初期対応、診断・治療の力を磨きつつ、IVR・内視鏡などの技術も身につけ自分でできることを増やしていきたいと思っています。


②総合内科プログラムで救命救急科を選んだ理由

もともと集中治療に興味があり、内科的疾患の重症管理のほか、外傷の初期対応・重症管理もやりたかったので選択しました。また、内科ではじっくり考えて行動に移すことが多いですが、救急を回ることで切迫する中で瞬時にかつ妥当な判断を養いたかったのも選択した理由です。

③救命救急科を回ってみての感想

まずは状態の悪い患者さんと接触するときには何よりもバイタルサインを気にするようになりました。特に呼吸様式・呼吸回数は特に気にするようになりました。目の前で患者さんに何が起きているのか、どうすればこの状況を打開できるのかなど迫られた状況で適切な判断ができるようになったと思います。重症患者の管理では時間ごとに状態の変化が目の当たりにでき、自分がしたことがすぐに患者に現れます。良くも悪くも変化する中で最終的に退院までたどり着いたときは達成感で満ち溢れます。また、今回ドクターヘリに乗って直接現場に行けたことも非常にいい経験でした。今まで運ばれてくる患者を診察するだけでしたが、運ばれる前の現場で救急隊がどのように動いているかを見れてとても勉強になりました。残された内科プログラムの中で選択できる期間があれば再度選択し、自分の医学的知識とスキルをより高度なものにしたいと思います。